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2007年8月30日 (木)

帰りは怖い

激しい雨音で目が覚めたら前夜からの豪雨が一段と強くなっていました。無理して浜辺に出てみたのですが、砂浜に容赦なく大波が打ち寄せていて海亀の姿は1頭も見えません。きっと海中で天候が回復するのを待っていたのでしょう。宿舎に戻ってもう1泊するのだからと悠長に構えていたら、管理人が一刻も早くオスティオナル村を出ないと川が増水して数日は帰れなくなると言うので、2泊の予定を切り上げて皆んな大急ぎで荷物をまとめて出発することにしました。

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やはり3本の川は昨夜からの豪雨でかなり増水していて濁流の流れも速くなっていました。川端に着くたびに学生が川に入って深さを確かめに行きましたが、村から一番遠い3本目の川では安全に渡れるか不安になって思案顔です。

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水深は女学生の膝上10cmくらい有ったので60cm近かったのではないでしょうか。それを見て対岸で躊躇していたワンボックスカーは諦めてUターンして行きました。我々は渡らなければ帰れないので、運転手が意を決して慎重に浅いところを探しながら何とか無事に対岸に辿り着きましたが、マイクロバスのドアから入ってきた水が床面近くまでありました。Img_3056

川さえ渡ってしまえば後は何時でも帰れるので、近くでカビーナを見つけてもう1泊することになりました。うまく天候が回復すれば皆既月食が観測できるかも知れないからです。幸い雨は深夜に上がったのですが全天厚い雲に覆われて月食は観られませんでした。学生たちのお目当ての海水浴もお預けになりましたが、何よりも全員無事に帰ってこられて良かったです。

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2007年8月29日 (水)

アリバダ(Arribada)だぁ!

Img_3033_2 オスティオナルに向かう途中に立ち寄ったドライブインでアリバダの始まりを知らせる新聞記事が目に留まりました。全国紙の一面に大きな写真入りで、木曜と金曜の二日間に50万頭の姫海亀がオスティオナルの7Kmに亘る保護区の海岸に到着したと書かれています。アリバダ(Arribada)とはスペイン語の”arribar=到着する”と言う動詞から付けられたものなのです。アリバダは始まると1週間は続くと言われているので、否が応でも期待が高まりました。

過去20年間の記録によればオスティオナルの砂浜で16億頭の小亀が孵化した一方で、1億3千万個の卵が採取されて市場へ出荷されたとも書かれています。オスティオナルではアリバダの期間に限って村民が卵を掘り出して売ることが認められています。後から来た亀が前に生み付けられた卵を掘り返したり、押しつぶしたりして繁殖に役立たないからです。村民は1年分の収入の殆んど全てを亀の卵の出荷で得ていると言われています。

海辺に出て直ぐに上陸したばかりの2頭の亀を見つけることが出来ました。しかし群れで上陸するのは宿舎前から1Kmほど南なので、赤いヘッドランプの光を頼りに波打ち際を歩いて行きました。そこには沢山の亀が居るはずなのですが、2mくらいしか届かない光では全容を見ることは到底不可能です。でも時おり光る一瞬の稲妻に合わせて周囲を見回すと、まるで胡麻を撒き散らしたかの様に砂浜いっぱいに黒いものがうごめいていました。これが噂に聞いた”アリバダ”だったのです。今回は赤いランプの光だけで写真撮影に挑戦しましたが、遅いシャッターではなかなか上手く撮れません。やはり写真で観るより実際の産卵の方がずっと神秘的で感動的でした。

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上陸して産卵場所を探す亀,産卵中の亀,産卵を終えて海へ帰る亀などを2時間近く観察したところで突然激しい雨が降り始めたので大慌てで砂浜を走って宿舎に戻りましたが、暫くはみんなで写真を見せ合ったりして興奮冷めやらぬ状態でした。翌朝晴れれば明るい状態でアリバダが見られるはずでしたが・・・?

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2007年8月28日 (火)

行きは良い々々

先週行ってきたばかりなのに、日曜日から2泊3日の日程でまたオスティオナルに行きました。学生が皆既月食の観測に行きたいと言い出したのですが、彼(彼女)らの魂胆は全てお見通しです。客員教授である自分をリーダーにして天体観測という名目を作れば、大学が運転手付きの公用バスを出してくれるのを知っています。彼らの目的は隣りのサンファニージョビーチでの海水浴ですが、自分も先週観られなかったアリバダに微かな期待を持っていたので承諾しました。もちろん皆既月食の観測が第一目的であることは言うまでもありません!

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少し狭いのですが、路線バスと違って乗継ぎや荷物の盗難に気を配る必要がないし、好きなところで食事や休憩が出来るので、同じ8時間掛かっても体力的にも精神的にも気楽に行けます。

前回はオスティオナル村に入る手前にある3本の橋の無い川で酷い目に遭いましたが、今回は水かさも少なくマイクロバスでも問題なく渡れましたし、川を渡り終えてから記念写真を撮る余裕もありました。大学の研究施設を宿舎にしたのですが、到着後一休みしてから会費代わりに各自に割り当てられた食材を持ち寄って学生たちが夕食を作ってくれました。手が掛かる物は無理ですが、出来上がったツナマヨサンドと薄切りトマトを乗せたハムサンドはとても美味しかったです。食事の後で頃合いを見計らって全員揃って宿舎前の海岸へ行きましたが、果たして前回空振りに終わった”アリバダ”のリベンジ成ったでしょうか。

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2007年8月24日 (金)

Steel Pan の柔かい音色

昨夜は最近お友達(?)になった素敵な女性を伴って、国立劇場にコンサートを聴きに行ってきました。コンサートの前に近くにあるイタリアンレストランで食事をしたのですが、この店は1909年創業でコスタリカでは一番古いレストランだそうです。店内には昔の写真が壁いっぱいに飾られていて落ち着いた雰囲気でした。カップルで食事していると流しのマリアッチが来てテーブルの脇で演奏してくれたりもします。

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Img_2890_s 彼女の名前は天野百合香さん。とても優しい名前ですが、彼女に言わせると百合の香りは自己主張が強いそうで、名は体を表すと自分で言っていました。でも、とてもそんな風には見えないチャーミングで素敵な女性です。

コンサートは La Big Band と言うコスタリカ人のジャズバンドです。以前にも聴きに来たことがありますが、昨夜はトリニダードトバゴ出身の Steel Pan (Drum) 奏者をメインゲストに迎えてカリビアンムードたっぷりの内容でした。Steel Pan と聞くとブリキ缶やドラム缶を叩いたような金属的な音を想像しますが、全く予想外で、ビブラフォンや時にはピアノのような音を奏でます。直径60cmくらいの金属製の打楽器ですが、叩く位置や強弱によって幅広い音階の柔かい音を響かせます。コンサートの途中でトリニダードトバゴのカーニバルの様子が上映されて Steel Pan がどのように使われているかも紹介されましたが、熱狂的なカリビアン音楽とダンスの輪に呑み込まれてみたい、そんな雰囲気のコンサートでした。

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2007年8月23日 (木)

望遠鏡をキャンセル

Meade_lxd75 プラネタリウム館での仕事に天文学を勉強している学生たちを対象にした天体観測や天体写真の技術指導が含まれています。とは言っても道具が無ければ始まらないので、事務所に1800ドルの携行機材費を認めてもらって4月下旬にアメリカMeade社の代理店に"LDX-75 SN6" と言う天体望遠鏡を注文しました。

納期は45日と言うので楽しみに待っていたのですが何時になっても納品されません。電話で督促するたびに後2週間待ってと答えるだけで具体的な日時を言いません。もう4ヶ月にもなるので業を煮やして指定した期限までに納品しなければキャンセルすると脅かしておいたのですが、結局その期限にも納品されなかったので今日キャンセルしました。これから他の望遠鏡を買うにしても活用期間が半年しかないので十分な指導が出来ませんから学生たちには諦めてもらうしかありません。何か仕事に必要な物品を購入する場合、JICAでは現地代理店を通すことが大前提になっています。インターネットでメーカーに直接注文したり、日本から輸入することは原則禁止されています。天体望遠鏡は日本製の方が高性能で安価だし、仕事そのものが特殊な事例なので例外を認めてくれても良さそうに思えますが・・・。

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2007年8月22日 (水)

自宅で歓送迎会

Img_2874 昨夜、3年間の任期を終えて来週帰国するボランティア調整員の小林奈緒さんと、今月着任した後任の薄井祐美子さんを自宅に招いて歓送迎会を催しました。二人とも体育会系なのでサッパリしていて感じの良いお嬢さんです。

小林さんは主に協力隊員の支援を担当していたので直接お世話になったことは殆んど無かったのですが、用事で事務所へ顔を出すと何時も素敵な笑顔で迎えてくれました。隊員たちにとってはきっと心強いお姉さん的な存在だったと思います。3年間お疲れさまでした。新しい門出になりますが持ち前のガッツで頑張って下さい。薄井さんは娘の親友・紀恵ちゃんのパパの知り合いで、A大学ラクビー部の監督をしていた時に部のマネージャーだったそうです。今度彼女がコスタリカへ派遣されることになったので宜しく頼むとのメッセージを頂いていました。彼女はスペイン語も堪能で海外生活の経験も豊富ですから何時かは立場が逆転するでしょうが、今のところは先輩面(偉そうに!)して面倒をみてあげようと思っています。これから7ヶ月ほどのお付き合いになりますが宜しくお願いします。

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2007年8月19日 (日)

恐怖のオスティオナル旅行

ニコヤ半島太平洋岸のオスティオナル海岸は姫海亀が大挙して産卵のために上陸する場所です。或る条件が整った時には一晩に数千頭が上陸する特異な現象が起き、これを”アリバダ”と呼んでいます。この現象が見られる所は世界中でも8ヶ所しかないそうです。今回は隊員の一人が現地からアリバダが起きそうだとの情報を得て勇んで出掛けたのですが結果は空振りでした。それでも2頭が産卵する一部始終を観察することが出来たので無駄足にならなくて良かったです。

Img_2844 オスティオナル海岸まではバスで5時間のサンタクルスで一日1本のローカルバスに乗り換えて更に3時間掛かります。村に入る手前に橋の架かっていない川を3本渡らなければなりませんが、生憎の豪雨で増水していたためにバスは2本だけ渡ったところで、村まで行くと戻れなくなると言う理由で乗客を全員下ろして帰っていってしまいました。村までは4Kmもあるのにです。仕方なく豪雨の中を歩くことになりましたが、雨はバケツをひっくり返したほどの激しさで降り続き、頭上では頻繁に雷鳴が轟いて間近に落雷もあったので、傘を差すのが怖くて生きた心地がしませんでした。更に3本目の川は水深40cmくらいで流れも速かったのですが、膝の上まで水に浸かって靴のままで渡るしかありません。引き返すことも出来ないので同行した女性隊員たちは恐怖で顔が引き攣っていました。

Img_2854 Img_2853 それでも何とかカビーナ(民宿)に辿り着くことが出来たので、着替えた後で無事を喜び合って皆んなでビールで乾杯しました。豪雨の中で写真を撮る余裕など全く無かったので、言葉だけでどれだけ正確に恐怖の状況を伝えられるか分かりませんが、大袈裟な言い方でなく本当にマジで怖かったのです。

海亀の産卵を観察するツアーは深夜2時からでしたが、赤色灯以外は懐中電灯も使えずストロボ撮影も禁止なので肝心の写真はありません。雨上がりの真っ暗な星空で夏の天の川が一段と明るく綺麗に見えたのがせめてもの慰めでした。

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2007年8月16日 (木)

4回目のバースデー

我が家の愛犬CoCoは今日4回目の誕生日を迎えました。誕生日なので大好きなアイスクリーム(今日は抹茶アイスとか)にロウソクを4本立ててもらって、ご機嫌な顔でカメラ目線で記念写真に納まっています。

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CoCoは生後1ヶ月で我が家の一員になりました。当時は体重も1Kgほどで手の平に乗る大きさでしたし、コーギー特有の耳も未だ立っていませんでした。右の写真のように、まるで縫いぐるみの犬が電池仕掛けで歩き回っているような感じがして愛らしかったです。CoCoは生後直ぐに母親から引き離されて人間と一緒に生活してきたので、刷込み現象で自分を犬とは思っていないようです。公園へ連れて行っても他の犬の飼い主には直ぐに懐いて可愛がってもらうのですが、飼い犬が近づいてくると慌てて逃げてきます。母親から犬社会の仁義を教えられずに育ったので、犬見知り(?)するのか犬嫌いなのか、とにかく他の犬と一緒に遊べないのは困ったものです。しかし留守を守って立派に番犬としての勤めを果たしているようで心強いです。我が家には男の子が居なかったのでCoCoは息子であり孫でもありますが、もう8ヶ月以上も会っていないのでチャンと覚えていてくれるか心配です。

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2007年8月 7日 (火)

プロジェクトを断念(怒)

Img_0020 外務省のODAにリサイクル草の根無償資金援助と言うプロジェクトがあります。日本の自治体や公共施設で不要になったが廃棄するには勿体無い物品類を開発途上国に移設して再活用してもらうための資金援助です。

仙台市天文台・プラネタリウム館は50年近い歴史を持ち、日本でも一番活発に活動している市民天文台ですが、観測環境の悪化と設備の老朽化で今年末の開館を目指して新しい施設を建設しています。これが完成すると今ある展示施設は全て廃棄されると聞いたので、リサイクル草の根無償援助を利用して譲り受けることを計画しました。コスタリカ大学プラネタリウム館のロビーには展示品が殆んど無いので、来館者は手持ち無沙汰で投影時間を待っています。この状態を少しでも改善して仙台市天文台のように教育効果を高めたかったのです。(写真は仙台市天文台の様子)

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幾度か大使館に足を運んで4月から申請書の準備を始めたのですが、肝心の館長が笛吹けど踊らずで申請に必要な書類や資料が一向に揃いません。たった1枚の書類を作るのに1週間以上掛かっても平然としています。申請の締め切りが迫ってきたので尻を叩いて督促したのですが、結局時間切れで、大使館からは先に申請が出ている他のプロジェクトに予算を回すと通告されてしまいました。在任中に何か形にして残したかったので残念です。以前は昼寝の習慣があった国ですから時間を守ると言う概念がありません。当地では万事がこの調子で、これをチコタイム(Tico Time=コスタリカ時間)と言います。

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2007年8月 4日 (土)

CDを買いました

Img_2833 食料品を買出しに行ったついでにレコード店(今は何と言うのかな)に寄ってCDを2枚買ってきました。自分には珍しい行動です。メキシコのフリエタ・ベネガス(Julieta Venegas)と言うシンガーソングライターのアルバムで、右は” Si ”,左は” Limon y Sol ”と言うタイトルです。ご覧のとおり若いのですがメキシコでは人気が高く、実力も評価されていてグラミー賞のラテン部門にノミネートされたこともあります。

何故彼女のCDかと言いますと、TVを観ていた時に彼女が日本の街(たぶん渋谷?)を歩きながら歌っている場面が出てきたので気になっっていたのです。今月8日にエレディア市でコンサートが行われることになって名前が分かったのですが、この歳をしてコンサートに行くのも気恥ずかしいので、せめてCDを買おうと思い付いたのでした。TVで歌っていたのは” Lento(Slow) ”と言う曲で、当地のカラオケで良く歌われています。帰宅してさっそく聴きながらこの日記を入力しています。

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2007年8月 2日 (木)

カルタゴ巡礼 Part-2

大聖堂(バシリカ)前の広場には既に大勢の巡礼者たちが集まっていて、脇の舞台では若者たちによる宗教的な舞踊や合唱が行われていました。

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一休みしてから黒いマリア像に礼拝するため列に並んで中に入りました。普段はレプリカが地下に祭られていて誰でも見られるようになっているのですが、巡礼の期間中は特別に黄金の厨子(と言うのかな?)に鎮座する実物がご開帳されて礼拝できるようになっています。巡礼者の目的はこの奇跡を起こすと言われている黒いマリア像なのです。

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右の写真が黄金の厨子ですが、真ん中から少し上に白いベールを被った黒いマリア像が写っています。拡大してもゴマ粒みたいで分かりにくいかも知れません。

Img_2816 礼拝の後で別棟にある土産物店でレプリカを買ってきました。これを部屋に飾っておくと1年間は無病息災のご利益があるそうです。

夜のTV番組は巡礼の話題一本で実況中継が行われていました。昼間より一層大勢の人たちが広場を埋め尽くし、ライトアップされた大聖堂の上に満月を少し過ぎた大きな月が輝いて素晴らしい情景でした。深夜までいろいろなイベントが行われて前夜祭のような賑わいだそうです。その後、巡礼者たちは広場に野宿して2日のミサに備えます。

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2007年8月 1日 (水)

カルタゴ巡礼 Part-1

Img_2748 明日8月2日は「聖母マリアの日」の祝日です。カルタゴ市にある大聖堂(Basilica de Los Angeles)に祭られている奇跡を起こす黒いマリア像に参拝するためコスタリカ中から大勢の人々がカルタゴ目指して巡礼に訪れます。当日は大統領も参列して盛大なミサが行われるので巡礼は今日がピークを迎えます。巡礼は自宅から徒歩で来るのが原則なので、遠く200Km以上離れたグアナカステ地方から1ヶ月以上も歩きとおして来る人も居て、毎年TVのニュースで取り上げられて話題になります。

Img_2759 Img_2762 自分は昨年は様子が分からなかったのでバスで行きました。バスは混雑していると思ったのですが逆にガラガラで、巡礼者の行列を追い抜くたびに後ろめたい気がしました。その時、よーし来年は絶対に歩いてやるぞと心に決めていたのですが、今日漸くその日が来ました。ザックに飲み水,傘,雨合羽,カメラなどを入れて朝8時少し前に気合を入れて自宅を出ました。道路標識で17Kmとなっていたので、約4時間くらいで着く計算です。途中のトレスリオス(Tres Rios)の町を2時間で通り過ぎましたが、この頃から徐々に足腰が重くなってきました。カルタゴ市は標高1400mでサンホセから300mの緩やかな登りですが、疲れるに従ってボディブローのように利いてきます。休憩すると余計に疲れが出るのでそのまま休まずに歩き続けました。

Img_2765 Img_2770 カルタゴ市の入口に着いたのが出発してから3時間半後,そして目的地の大聖堂バシリカ前の広場に到着したのは丁度12時でした。平均して1Kmを15分で歩いたことになります。着いた時はもう足を引きずるような状態でしたが、何とか最後まで歩きとおすことが出来た満足感が湧いてきて嬉しかったです。65歳になりましたが未だまだ大丈夫そうです。

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