2016年3月28日 (月)

天体望遠鏡博物館

3月22日 : 日本で唯一の天体望遠鏡博物館は一週間前に開館しました。


バブル期に日本各地の自治体は競って科学館や公立学校にプラネタリウムや天文台を設置しました。やがて熱が覚めると使われないまま錆びたりカビが生えたりして今は残念ながらスクラップになるのを待っています。




こうした望遠鏡を引き取って分解, 修理して動態保存するのが博物館の主な目的で全ての作業や運営はボランティアによって行われています。






自分がかつて設計した大小の望遠鏡や観測機器も保存, 展示されているので懐かしい思いがしました。

2014年3月22日 (土)

こんな物を買いました

Filter

Canonの70~200mm白玉ズームレンズに着けるためにKenkoのZèta紫外線吸収用フィルターをヤフオクで落札しました。もちろん新品で定価8,700円の物が3,200円で落札できました。

今まではレンズ保護のためにMCプロテクターを着けていましたが、このフィルターに換えることによって青ハローを抑えたてスッキリした星の写真が撮れると思います。

2014年1月26日 (日)

メードインチャイナだけど...

__timer

amazon通販で天体写真の撮影に必需のタイマーリモートコントローラを買いました

既にCanon純正品を1個持っていますがオリジナルのプラグはCanon 40D用なのでEos DigitalやEos X2で使えるように交換しています。そのため逆に40Dでは使えなくなってしまったので元に戻したかったのです。
これは中国製のコピー商品ですがプラグ形状が各種揃っているのでEos D,X2に使えるものを注文しました。価格がCanon純正品の1/5だったので思わずポチしちゃいました
さすがに作りは価格に見合ったものになっていますが、デザインと使用方法が純正品と全く同じ(コピーだから当然かぁ!)なので暗闇でも戸惑うことは無さそうです。
余談ですが、付属の日本語の説明書はCanonの説明書の一部をコピーしたものです

試用してチャンと使えるようなら純正品のプラグを40D用に戻そうと思っていますが、中国製で価格が価格なのであまり期待はしていません

2013年11月 7日 (木)

画像処理の効果例

_mg_1109

オリオン座の大星雲(M42)は肉眼でも中心部が見えるほど明るいガス星雲です。この星雲を写真に撮る場合、周辺の淡い部分まで写そうとして露出時間を長くすると明るい中心部は露出オーバーになって潰れてしまいます。この写真は3分露出です。

_mg_1107

また、逆に中心部のディテールを写そうとして露出時間を切り詰めると迫力の無い写真になってしまいます。この写真は30秒露出です。

画像処理のソフトウェアを使って露出時間の異なる写真を重ね合わせることによって、中心部のディテールと周辺の淡いガスの部分の双方を表現することが出来ます。

M42_dss_1_si65

この写真は露出時間が15秒から10分までの6枚の写真を画像処理ソフトウェアを使って重ね合わせ処理したものです。色彩にも多少の手を加えていますが、1枚目の写真よりも中心部のディテールが良く分かると思います。

天体写真ではこのような画像処理が極く普通に行われますが、処理の仕方によっては”写真”の範疇から外れて”作品”になってしまう場合があります。
肉眼で”見えないものを見える”ように加工するので、作者の主観を悪戯に強調したり閲覧者の受けを良くするために過度の処理を施すことは避けるべきだと思います

2013年8月31日 (土)

祝 レンズ君ご退院!

八千穂高原で行われた観測会の場で、一瞬の不注意で落下させて大怪我を負わせてしまったCanonの白玉ズームレンズが無事に手術(修理)を終えて退院してきました

取り付けていたフードとカメラ本体がクッションの役目をしたので、レンズ本体は衝撃のモーメントで一番弱い筒の部分が折れただけで大きなダメージを受けなかったのは不幸中の幸いでした。

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破損した部品の交換は勿論ですが、レンズの生命ともいえる光軸や解像度の調整も作業に含めてもらいました。メーカーのサービスセンターに依頼した修理で6か月の保証も付いているので修理内容の信頼性は高いと思います。
その他、特に指示はしなかったのですが内外細部の清掃も行われ、特に経年変化で白ずんでいたズームリング,ピントリングのゴム環は無償で交換してくれた様で新品のように綺麗になりました。

Img_0940

入院費(修理代)は送料を含めて29,998円で、予定していた上限の3万円以内にギリギリで収まりました。当初見積もってもらった時は5万円近い金額を提示されたので修理を諦めて廃棄しようかとも考えたのですが、その後何度か交渉して再見積もりしてもらった甲斐があって何とか命拾いしました

一瞬の気の緩みや不注意が高価な代償を払う結果を招いた今回の事例を教訓として、二度と同じ過ちを繰り返さないよう肝に銘じなければなりません

2013年5月 8日 (水)

ヤフオクで落札しました

以前から探していた品物をヤフオク(旧Yahooオークション)で落札しました

Teleconverter
シグマ APO TELE CONVERTER 2X EX

品物はレンズとカメラ本体との間に装着することで焦点距離を2倍にすることができるテレコンバーターです。
オークションなのでもちろん中古品ですが、出品者の説明では使用感が殆んど無い新品同様品となっていました。今日品物が届きましたが説明通り新品と言っても良いくらいレンズも外観も綺麗でした
メーカーのカタログでは定価32,000円で出品者の希望即決価格も12,500円と表示されていましたが、17人で競り合った結果は幸運にも想定を遥かに下回るXXXX円で落札することが出来ました

手持ちのレンズもカメラもキャノン製なので本当は純正品が欲しかったのですが、定価が4~5万円でオークションでも中古品が2~3万円で取引されていて今まで手が出なかったのです。ケンコー製でもこのシグマ製と同レベルの中古品が1~1.5万円で取引されています。

シグマは自社ブランドで一眼レフカメラを製造しているほか各社の一眼レフマメラ用交換レンズも多数製造していてプロ,アマ写真家からも高い評価を受けています。今回何故こんなに安く落札できたのか不思議ですが、信頼の置けるメーカーなので品質には全く不安はありません

2012年8月 5日 (日)

星まつりで衝動買い

八ヶ岳自然文化園で開催された”第19回原村星まつり”に行きました。
毎年8月上旬に開催される恒例の行事ですが、会期中に開かれる各種のイベントはマンネリ化してしまって興味が湧いてきません

自分は出店する望遠鏡メーカーや天文グッズ販売店が安価に提供するジャンクパーツを漁るのが楽しみで出掛けます。生憎今回はお目当てのパーツが見当たらなかったのですが、前々から欲しいと思っていた天体写真用の画像処理ソフトウェアが星祭り特別価格で販売されていたので思わず店頭で立ち止まってしまいました。

Stellaimage6

右がソフトウェア本体が入っているパッケージで左がその解説書です。
通常はセット価格33,600円ですが期間限定特価として28,000円で直販或いは代理店で販売されているものです。会場に出店している発売元のブースでは更に星まつり特価として26,000円で提供されていました

発売元の社員が居たのでとぼけて”手持ちが無いのでカード払いは?”と訊いてみたら仮設店舗なので現金でしか販売できないと当然の答えが返ってきました。
そこで暫く店頭で雑談しながら更に”(自分)欲しいけどどうしようかなぁ”,”(社員)サービスするから是非買ってくださいよぅ”と問答しながら値引き交渉
結局その場で現金払いすることを条件に2x,xxx円まで値引きすると言われたので、この機を逃しては後々後悔すると思って衝動的に買ってしまいました。

年金暮らしには安い買い物ではないのですが今回は良い買い物をしたと思います。後はこのソフトウェアに習熟して使いこなすことが肝要でしょうね。

2011年6月29日 (水)

激安望遠鏡で試し撮り

2月に17,000円で購入した”kenko NEW KDS 63-540望遠鏡セット”の試し撮りをしました。元のままでは眼視用でF/8.6と暗いので写真用のクローズアップレンズ#3を組み込んでF/6.7と若干明るくしてみました。今回の試し撮りの目的はクローズアップレンズを追加してピント合わせが出来るか,激安望遠鏡で撮影した写真の画質がどの程度かを確かめることです。

20110628_m57_dss_triming

写真は雲の切れ間を狙って撮った有名な”こと座の環状星雲 M57”です。中心に小さく写っている星が爆発して塵やガスがまるでタバコの煙で作った輪のように広がっています。

輪の形が分かるようにピクセル等倍写真の中央部だけトリミングしましたが、他に持っている写真撮影用望遠鏡の10分の一以下の価格にしてはまあまあ使い物になるレベルだったので得した気分です。これからも撮影用に活用したいと思います。

2011年6月28日23時52分 露出時間:5分(ダーク減算) LPS-P2フィルター使用
カメラ:Canon KissX2改 ISO:1600
望遠鏡:Kenko NEW KDS 63-540,Kenko クローズアップレンズ#3  合成f=420mm,F/6.7

2011年4月13日 (水)

天体撮影用の新兵器を落札

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ヤフーオークションで天体写真を撮影するための特殊なカメラを落札しました。中古ですが天体写真マニアの間では評判の高い機種なのでオークションに出品されるのは稀です。

カメラ自体は市販されている Canon EOS Kiss X2 と言うデジタル一眼レフカメラですが、星雲が発する水素ガスの赤い光を良く捕らえるよう内部に装着されている赤外カットフィルターとローパスフィルターのうち前者を取り外してあります。
こうした改造はメーカーでは対応してくれないので専門業者に依頼するのが一般的ですが、改造費が高額なので自分で行うマニアも居ます。しかしカメラの内部には精密な電子部品がぎっしり詰まっているので一歩間違えると取り返しのつかないことになります。勿論メーカー保障も受けられなくなるので大変勇気が要る作業で自分には度胸がありません

今使っている Canon EOS Kiss D と言うカメラも改造してありますが、デジタル一眼レフカメラとしては初期のモデルなので画素数が少ないうえ長時間露出時の熱ノイズも顕著なので思い切って入札しました。最終的には36人ほどの入札がありましたが、値動きを読みながら終了間際に入札した金額で運良く落札することが出来ました。想定していた金額よりも安く購入することが出来たのでラッキーでした
5月の連休にじっくり試写してみたいと思っています。

実は軍資金を捻出するために大切にしていた天体写真用の望遠レンズ1本を泣く泣く手放しました。幸い天文仲間のFさんがカメラの落札価格と同額で引取ってくれたので実質的には出費ゼロでカメラを入手出来ましたが胸が痛みます

2011年2月23日 (水)

新兵器 NEW KDS 63-540

天文入門者用の天体望遠鏡を購入しました。写真レンズ用フィルターや写真機材の大手メーカーのケンコーが製造販売しているものです。
同社は今までも中国製の天体望遠鏡をOEM販売していましたが作りが雑で評判がイマイチでしたが、今回購入した物は一番重要な対物レンズが日本製で全体的な作りもシッカリしているので天文雑誌にも取り上げられて高い評価を得ています。

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作りは良くても定価78,750円(実売価格5万円前後)という高額設定なので売れ行きが良くないと聞いていましたが、昨年末に突然16,800円という破格の安値で販売されました。恐らく利益は度外視した換金のための在庫一掃セールだったのでしょうが、このニュースは瞬く間に天文マニア達に広がって短期間でメーカーや専門代理店だけでなくカメラ量販店やネットショップでも売り切れ続出で入手困難になりました。自分も1台買うつもりでいたのですがタイミングを逸して悔しい思いをしました

メーカーは今年になって再生産をアナウンスしていましたが、価格設定は以前の高値のままだったので買う気にはならず暫く様子眺めをしていたところ最近になって年末の水準近くまで価格が下がったという情報を耳にしたので早速価格.comでチェックしてみました。

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販売店によって価格にかなりの開きがありますが、最安値が年末価格に近い17,800円だったので自然と指が動いてマウスボタンを押してしまいました。画面には出ていませんがソ○マップという販売店は最安値でもクレジットカード決済が可能で、更に10%のポイントが付くので実質的には16,000円で買えるのが決め手になりました。
どうやら在庫は最後の1台だったようで、画面は直ぐに”在庫なし,取り寄せ(納期未定)”となり表示価格も5万円台の高値になってしまったので間一髪ラッキーでした

用途は決めていませんが安く買えたので手軽な玩具として楽しめそうです。コンパクトで軽いので来年秋にオーストラリアで観られる皆既日蝕の観測に持っていこうかな

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